まつどでつながるプロジェクトでは、地域まるごとで孤立した子育てを予防することを目的に、この3年間は休眠預金を活用した助成金を受けて様々な事業を立ち上げてきました。
また同時に、松戸で子を産み・育てている、特に新生児のお子さんのいる家庭がどのような実態にあるか理解を深めるためにアンケートやヒアリングなどを行ってきました。調査にあたっては「孤立の社会学」で著名な早稲田大学の石田先生に監修いただき、分析をしています。
今回の調査報告会では、これまでの実践から得られた松戸における現状や知見をお伝えすると共に、石田先生から孤育てが生まれる社会構造や調査によって見えてきた観点をお話しいただきます。
松戸内外に限らず、子育て支援に携わっている方や関心のある方、松戸での取り組みにご関心のある方は是非ご参加ください。
内容:
・まつどでつながるプロジェクトの紹介
・新生児の子育て世帯に行ったアンケートからの分析、全数調査との比較、ヒアリング調査2年間の報告
・プロジェクト3年間の報告
・質疑応答
<ゲストプロフィール>
●石田 光規 氏/早稲田大学文学学術院教授
東京都立大学大学院社会科学研究科単位取得退学。博士(社会学)。
大妻女子大学専任講師、准教授、早稲田大学文学学術院准教授を経て2016年より現職。孤立やつながりづくりなど、現代社会の人間関係に焦点をあてて研究をしている。
著書として『「友だち」から自由になる』(光文社、2022年)、『「人それぞれ」がさみしい』(筑摩書房、2022年)、『友人の社会史』(晃洋書房、2021年)、『孤立不安社会』(勁草書房、2018年)、『つながりづくりの隘路』(勁草書房、2015年)など多数。
2021年11月から内閣官房孤独・孤立対策担当室『孤独・孤立対策の重点計画に関する有識者会議』委員。
※本事業は休眠預金を活用した助成金を受け、3年間実施してきました。